肝心なこと name of the game 2005 6 17
2005年6月16日の朝日新聞には、このような記事があります。
「2030年予測 都市圏の8割 経済規模縮小」
「四半世紀後の2030年には、東京など大都市圏を除き、
人口が少ない都市圏では、経済が縮小する。」
「経済産業省は、地域経済の将来像に関する、こんな試算をまとめた。」
「高齢化や公共事業の減少、製造業の空洞化などで、
全国269の都市圏のうち8割強で、域内総生産(GRP)が減るとの予測で、
増加は、東京など35か所だけだった。」
人口増加は、発展途上国にとっては、大きな悩みになるかもしれません。
なぜならば、教育、医療、福祉というインフラが整備されていないからです。
しかし、日本の場合は、こうしたインフラが、十分、整備されていますので、
人口増加は、「善」となります。
つまり、日本の場合は、「人口増加=経済成長」となります。
しかも、日本は、省エネルギー大国ですので、
地球環境にとって、持続可能な経済成長となります。
さて、日本にある資源とは、何か。
石油や鉄鉱石などの地下資源でしょうか。
輸出するほど豊かな農産物でしょうか。
こうした資源は、日本には、ほとんどないと言ってよいでしょう。
日本にある資源とは、人的資源だけです。
これが、日本にとって、肝心なこと(name of the game)です。